タスマニア原生地域
タスマニア原生地域
Tasmanian Wilderness
所在国:オーストラリア
世界遺産登録年:1982年
世界遺産の種類:複合遺産
タスマニア原生地域はオーストラリアの南にあるタスマニア州に属しているユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている地域の総称です。
2万年以上前の原始の姿を残している原生地域と言われています。
タスマニア島の36%が国立公園や保護林や保護区となっており、
美しい水と空気、豊富な森林資源とそれに支えられた美しい湖や沼地、そして数十種類もの野生の花々などが見事に共生しているところです。
またタスマニア原生地域はタスマニアデビル(別名フクロアナグマ)と呼ばれる体長50~60cm、体高30cmほどの現在生きている肉食性有袋類では最大の動物の分布域としてもよく知られています。
タスマニアデビルはその名前から分かるように、かつては家畜や家禽を襲う害獣として駆除されていました。
しかし1941年に保護法が成立し保護対象となっています。
またタスマニア原生地域にはウォンバット(体長1mほどのフクロネズミの仲間)やカモノハシ(卵を産むほ乳類として有名)やオオフクロネコなどのオーストラリア固有で独特の生物種、もしくはこのタスマニア島固有の生物種が生息していることで有名です。
また海岸は氷河によって削られた1万5千年前の玄武岩が壮大な景観をつくりあげています。
点在する洞窟には文化遺産として3万年以上前から住んでいたアボリジニが1万年以上前に描いたと言われているステンシル技法の壁画や石器などが見つかっており、考古学的にも非常に貴重な地域といえます。